今日はバイト明けじゃなかったので夜も眠れたシルヴァリアです。
今日は午前中に春㌧と1時間半ほどニブルへ。
昼ご飯で一旦解散して、2時半に集合予定が寝坊して遅刻とかorz
起きたの3時前でした。・゚・(*ノД`*)・゚・。
まぁ、それからまた春㌧と2時間半ニブルへ。
初めてBSで1日4%の快挙を成し遂げましたっ!
今まで3%超えたことなかったので^^;
G狩り前にはもゆっちのプリと30分ニブルへ。
今日のG狩りはコンロン格闘場で雑談しながらマッタリ対戦~。
ミュータントドラゴン倒した時は嬉しかったw
支援とキリエもらったけど、ソロでも何とかなりそうな雰囲気だったなぁ。
2時間ほどそんなことやって戻りましたっ。
今日はこれくらいかな?
オークロードの拳が地盤を砕く。
シルドをその間に挟んで。
拳は顔面を捉え、それを容赦なく地面へと埋没させた。
ガッ。
「む?」
ブンッ。
シルドの両腕がオークロードの拳を掴むと、渾身の力で後方へ振り払った。
ボゴッ。
地面に半分埋没していた上半身を起こし、すぐさま距離を取る。
「ふぅ・・・ふぅ・・・はぁ、はぁ」
シルドは腕で鼻血をぬぐうと、再びオークロードに構えをとった。
「なるほど・・・まさかインパクトの直前に金剛を使っていたとはなァ。しっかし、その体でまだ戦えると思ってんのかァ?」
確かに体力はほぼ限界に近い。体が、骨が、悲鳴を上げている。
先ほどの金剛も、一瞬遅れていたら首から上がなくなっていただろう。
どこまで逃げられるか分からないが、ここは一旦残影で━━━━と、そう思った次の瞬間。
ガクン。
「━━━━!」
両膝が地面に崩れ落ちた。
無理もない。ダメージを負っていた体に金剛を使ったとはいえ、頭に直接もらったのだ。足にこないわけがない。
足を始めに、体中から“気”が抜けていく。
(まずい・・・!)
頭では分かっていても、足が言うことを聞かない。
上半身はまだ動けるが、この状態でオークロードとまともに打ち合えるわけがない。
「さァ、名残惜しいがそろそろフィニッシュといこうじゃねェか」
ドンッ。
オークロードが大地を蹴って疾走してくる。
しかしそれはとてもスローモーションに見えていた。
にも関わらず体は動かない。
走馬灯だけが頭の中をもの凄い速さで流れていく。
同時に、闇となった過去が頭の中を塗りつぶしていく。
ここで死ねば楽になれるかもしれない。
もうアイツに悩まされることもなくなる。
黒い過去の上から黒い思考で真っ黒にされていく。
そして死を受け入れようとした、その時。
「おかえり」
闇の中に、小さな光が見えた。
初めてできた仲間達と、ギルドという帰る場所。
絶対に手に入らないと思っていた、当たり前の幸せ。
こんなところで死ぬわけにはいかない。いや、死んでたまるか。
そして自分に、“次”までにはもっと、もっと強くなっていると誓い、シルヴァに耳打ちをかけた。
「後を、頼みます」
すると、
「ああ、任せとけ」
とだけ、返ってきた。
「ありがとう、ございます」
礼を返したシルドの頬を、一筋の涙が流れた。
そして、腰の袋の封を解いた。
ほぼ同時に、オークロードの拳が顔面に直撃した。
バキャッ。
骨の砕ける嫌な音。
しかし砕けたのは、オークロードの拳だった。
「ぐあッ!?」
驚愕のあまり後退する。
顔面に直撃したと思われたパンチは、シルドの拳によって阻まれていた。
しかしそこには。
「貴様、誰だァ!!」
オークロードが激昂する。
そこには短髪で黒髪のシルドではなく、腰まで届くほどの銀髪の男が立っていた。
シュゥウウ。
周囲の気を纏い、モンクの衣服が赤く染まっていく。
その姿は紛れもなく。
「王者だと・・・?」
それはチャンピオンと呼ばれた者の服。
どういうことかと思っていると。
男はオークロードを一瞥し、ニヤリと笑うと、
「ハハハハハハハハ!!!」
声を上げて高笑いをした。
「貴様ァ、何がおかしい!」
オークロードが声を荒げる。
「おかしいだろ、アイツがまだこんなカスに勝てないほどの弱さだったなんて知れたんだからなぁ!!」
ピクッ。
「カスだとォ・・・?」
オークロードのボルテージが上がっていく。
体中の筋肉が盛り上がり、先ほどより一回り巨大な鬼と変貌する。
「これでもまだそんな口が叩けるかァ!!!」
砕けてない方の拳でシルドを殴りに行く。
「おぷッ!!」
シルドの拳がそれより早くオークロードの顔面を捉える。
オークロードは30メートルほど吹き飛ばされ、大木にぶつかり、その運動を止めた。
その間にシルドが高く、高く跳躍する。
「ぐふッ・・・あいつは・・・」
シルドの影を追う。
「上か!」
顔を上げる、が。
「く、太陽を背に・・・む?」
太陽を背にしていたシルドに違和感があった。
それは、ありえないという現象。
「太陽が、6つ・・・?」
シルドの周りには、巨大な火球と化した、太陽の如き気弾が存在していた。
「灼熱指弾!!!」
そしてその太陽は流星となり、オークロードを焼き払った。
「ぐおおおおおおおお!?・・・しかし、まだこれしきで・・・」
言いかけて、残りの4つの太陽がオークロードを直撃した。
「ギャアアアアアアア!!!」
断末魔だけを残し、オークロードの肉体は、地上から塵一つ残さず消滅した。
「ハッ、カスはカスらしく、視界に入ってくるんじゃねぇよ」
そしてシルドは元来た道を戻りだした。
「さて、今度こそてめぇの息の根止めてやるからな」
その道の先には、オークヒーローを倒したシルヴァが待っていた。
To be continued...